持続可能な開発目標(SDGs)とは

持続可能な開発目標(SDGs)とは、2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された、2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり、日本としても積極的に取り組んでいます。

岡山医療生協の取り組み

1.People(人間)

貧困や暮らしの問題に取り組みます

なんでも相談窓口
暮らしの困りごとになんでも応えようと2016年から「なんでも相談窓口」を設置しています。2017年度は、前年比の1.5倍、約1,000件の相談が寄せられました。

無料低額診療
岡山医療生協では、2017年度に約3,000人を対象とした暮らしに関するアンケート調査を実施し、「月末のやりくりが厳しい」という回答が24.5%を占めました。 岡山医療生協では、経済的な理由により適切な医療を受けられない方、生計困難な方が無料または低額な料金で診療を受けることができる無料低額診療を行っています。 2017年度は400人を超える患者さんに対し、約550万円の減免を行いました。

なんでも相談窓口

健康づくりをすすめます

HPHの目的
HPHとは(ヘルスプロモーションホスピタル&ヘルスケアサービス)の略で、患者・利用者、地域、職員を対象に健康づくりの活動をする病院、事業所のことです。WHO(世界保健機構)の提起に基づき、日本のHPHネットワークが2015年に誕生しました。2018年10月現在92の事業所が加盟しています。岡山医療生協は2016年に加盟。医療介護の専門家が、地域の健康増進のためにできることを考え、事業所、職場ごとに目標を持って取り組んでいます。

2018年の取り組み
2018年度は各事業所・職場の目標にHPH活動を明記。ノーリフトの推進、定着。患者さんの生活背景を把握し家族を含めた退院支援、経済的困難を抱える人への無料低額診療、組合員無料送迎サービス、自らの健康を守るためヘルスチャレンジを行うなど様々です。
2017年から「ノーリフト」(持ち上げない、抱え上げない看護、介護の技術)研修を継続的に行い、職員の腰痛予防に取り組んでいます。自宅で介護する人、介護施設の職員の方などへもその技術を伝えていけるよう、ノーリフトケアチームを結成する準備をしています。
昨年協立病院で実施した「SDHアンケート」を今年はみんなの診療所で実施。貧困、孤立、家族や地域の支援、アクセスなどの困りごとに、組合員さんと協力しながら個々に対応を行っていきます。

HPHロゴ

ヘルスチャレンジ

ノーリフト研修

フレイル予防
「もしも、病気で倒れた時、誰も看病しくれる人がいない」というのは、1人暮らしの方々の大きな不安です。 人生100歳時代。岡山医療生協では、いつまでも元気でいられるようフレイル予防の学習に取り組んでいます。
2018年度は官公庁からの参加や、市民公開型の講演会を開催しています。
①「参加と協同の医療・介護を考えるつどい」
フレイル予防について、東京大学の神谷哲朗先生をお招きし、岡山市など官公庁からの参加も含む約200名の公演会を開催。
②「市民公開講座 オーラルフレイル」
オーラルフレイル予防について、利根歯科診療所 所長(歯科医師)の中澤桂一郎先生をお招きし、気軽にできるお口の体操なども交えた、参加型講演会を開催。約80名の参加がありました。

オーラルフレイル予防について考える

協同組織連携
岡山医療生協は多くの団体と協同の活動に取り組んでいます。

①おかやまコープの“コープフェスタ”で健康チェックを実施
②岡山県栄養士会と協同してすこしお活動を推進
③生協連(岡山県生活協同組合連合会)としてヘルスチャレンジへの取り組みを行っています。ヘルスチャレンジは2017年度1万人を超える参加者があり健康づくり習慣の取り組みが広がっています。

※「すこしお」とは、「少しの塩分ですこやかな生活」をめざす医療福祉生協のとりくみの総称です。

コープフェスタでの健康チェック(骨評価)

地域での健康促進活動(班会)
フレイル予防では「社会参加」「運動」「栄養」が大切だとされています。岡山医療生協では、社会参加という視点で、サロン活動やストレッチ・体操教室を積極的に行っています。2017年度は24支部、2事業所で、234回のサロン活動を開催。述べ4,009人の参加がありました。中堅職員研修で班会メニューづくりにも取り組み、班会に出かける準備ができました。

地域での健康促進活動(班会)

2.Prosperity(繁栄)

まちづくりに協同して取り組みます

てご♡ねっと
岡山医療生協は、自分たちの地域の中で、お互いに助け合いながら暮らし続けられるまちづくりに取り組んでいます。
「てご♡ねっと」とは、くらしの中で、ちょっと手助けが必要な組合員と、少しならお手伝いができる組合員の助け合いの活動です。買い物や掃除、入退院患者へのフォローや、地域の中での助け合いといった、自分たちができることをできる時に行うことを大切にしています。

てご♡ねっと

あったか食堂プラザ
岡山医療生協では、1人で食べる「孤食」をなくし、みんなで集まり楽しく食事をすることを目的とした活動をしています。岡山医療生協ボランティア委員会では、福祉交流プラザ旭東(きょくとう)と共催で「あったか食堂プラザ旭東」を毎月運営しています。子どもをはじめ多世代の交流の場、居場所づくりへの取り組みを今後も継続していきます。

あったか食堂

母と子のタッチケア
1歳頃までの赤ちゃんとママを対象に、毎月“タッチケア(ふれ愛)”教室を開催しています。タッチとは「さわる」ことではなく「ふれ愛」の意味です。赤ちゃんと語り合いながら優しくマッサージをして、肌と肌を通した「ふれ愛」によりお互いの愛情の絆や信頼関係を楽しみながら築く活動をしています。

母と子のタッチケア

Baby’sサロン+子育てふれあい快食会
「母と子のタッチケア」はお子さんが1歳くらいで卒業になるため、タッチケアで親しくなったお母さん方のその後のふれあいの場として“Baby’sサロン”や“親子ふれあい快食会”を定期的に開催しています。
“Baby’sサロン”はお子さんが1歳~2・3歳くらいの茶話会。“親子ふれあい快食会”はお子さんが3歳~6歳くらいの食事会になります。

Baby'sサロン

組合員送迎サービス「のってこカー」
岡山医療生協では、2017年度に約3,000人を対象とした暮らしに関するアンケート調査を実施し、「通院の交通手段で困る」という回答が10.5%を占めました。
送迎のみではなく、ボランティアと連携して、安心して受診できる体制を整え、2018年2月から組合員送迎を実施。現在までに390回利用されています。(2018年9月現在)

組合員送迎サービス「のってこカー」

地域のお店とのネットワーク「提携店」
岡山医療生協の、「①地域包括ケアを総合的に進めること」、「②組合員サービスの向上を図ること」などを目的に人々の健康や暮らし、文化を支える地域店舗と提携しています。店舗での青空健康チェック、何でも相談窓口カード・機関紙「健康と生活」の設置にも取り組んでいます。2018年9月現在36社との連携に至っています。

提携店

働き続けられる事業をつくります

リニューアル
組合員とともに、増資活動「ぴかっと増資」に取り組み2017年10月に、岡山協立病院透析センターがリニューアルオープンしました。

地域住民が利用できるスペースや健康増進施設などを新設し、医療介護サービスの利用者以外にも利用しやすく、大規模災害時に、地域での役割が果たせる耐震、浸水対策強化を行った施設の実現へ向け活動しています。
センター病院である岡山協立病院、東中央病院を地域の「健康づくり拠点」となる機能を備えた病院に建て替える計画をしています。
今後も地域住民や町内会と意見交換をしながら共に新しい病院の建設を目指します。

透析センターリニューアルオープン

岡山協立病院リニューアル計画(イメージ)

まちづくりゆめカード
多くの地域の組合員や各事業所を利用される方々から医療活動や健康づくりについての声を聞くため2018年9月から、「まちづくりゆめカード」を設置しています。 協立病院を中心としたリニューアルについての要望を集め、中区だけでなく岡山医療生協全体の医療・福祉・健康づくりの発展、地域包括ケアの充実に繋げます。

まちづくりゆめカード

3.Planet(地球)

環境をまもり、再生可能なエネルギーの利用をすすめます
(自然災害への継続支援への取り組み)

西日本豪雨災害支援
2018年7月西日本豪雨災害で7月9日に倉敷市真備町で河川氾濫による浸水、岡山市内でも御津、上道地域などで浸水被害が発生しました。 岡山医療生協では7月9日に対策本部を設置。状況の共有と必要な支援を確認し、倉敷への医師・看護師派遣、上道地区へ普及活動や救護所への看護師支援を実施。 のべ138人が参加しました。その後も地域組合員、町内会、ボランティア団体と連携し、7月28日には、60人規模で南古都、平島地域へ全戸訪問を行い誰も取り残さない聞き取り調査を実施しました。

救護所の設置

災害支援チーム

現地状況の確認

せとうち交流プロジェクト
 岡山医療生協では、2016年から「せとうち交流プロジェクト」に参加しています。このプロジェクトは、原発事故の罹災地域に暮らす福島の子どもたちと、その家族30名を、自然あふれる瀬戸内市牛窓町の前島に9泊10日で招待し、参加者と地元の方が交流することで共に学び、放射能への知識を高めることを目的としています。
 毎年、組合員と職員で参加し、現地で健康チェック(骨評価や血管年齢測定など)や子ども企画の「かんぴょうづくり」や「バールーンアート」などを行っています。
 福島支援の一環として、今後も多彩な企画でプロジェクトに参加し、福島の方々に寄り添っていければと考えています。

せとうち交流プロジェクト2017

かんぴょうづくりに挑戦

憩いと交流の場

4.Peace(平和)+Partnership(協働)

核兵器廃絶と平和を守る活動をすすめます

平和と民主主義を大切にします
岡山医療生協は「健康づくり」を基本に地域と繋がり、仲間を増やすことで、より健康で明るい未来を目指しています。 そのためには「平和であること」が大前提であり、平和を守る活動に積極的な取り組みをしています。 世界の核兵器廃絶を求める行動、戦争の歴史を学ぶことなど、職員教育や組合員活動、地域活動においても取り入れています。今後も平和に対する想いを届けるため、様々な活動をしていきます。

平和の波おかやまの七夕祭りへの参加(平和の折り鶴)

平和行進

原水爆禁止世界大会への参加
(広島・長崎)

3.1 ビキニデー 日本原水協全国集会への参加
(静岡)

ピースキャンドル