診療科・部門の紹介
当部門では、患者・利用者様やご家族様の社会的背景にも目をむけて日常生活動作能力(ADL)の再獲得と生活の質(QOL)の向上をお手伝いさせていただきます。
種々の病状へのリハビリテーション対応を行い、その人らしく生きられる地域づくりにも貢献してまいります。
2019年9月現在、理学療法士3人、作業療法士3人、事務1人が、脳血管疾患、運動器疾患、呼吸器疾患、内科疾患などの多様な疾患を持たれている患者様に対し、スタッフ間の連携を大切に日々臨床しております。
当院には療養病床、地域包括ケア病床があり、リハビリテーションの必要性に応じて、治療しております。また、訪問リハの介護事業所の指定をうけており、入院から退院後までの充実した治療が行える体制を整えております。岡山医療生活協同組合の地域の組合員さんの保健活動(体操、リハビリ講話)にも取り組んでおります。
岡山医療生活協同組合の事業所連携の中で、安全な食事のとり方を練習します。
理学療法とは、検査・測定に基づき、何らかの疾患・障害(スポーツを含む)などに起因する機能・形態障害を対象とします。
運動療法によって筋力・関節可動域・協調性といった身体機能の改善を図り、また、温熱・水・光線・電気などの物理療法によって痛み、循環などの改善を図ります。
最も基本的な日常生活動作(起きる・座る・立つ)を獲得するための動作練習や、移動手段(歩く・車いすなど)が確保できるように歩行補助具の選択や治療を行います。このときに必要に応じて義肢、装具も使用します。
日常生活を安全に送れるように福祉用具の選定や住宅改修・環境調整を行います。
筋力増強運動・関節可動域運動・バランス練習などを通じて、基本的な日常生活動作(起きる・座る・立つ)・歩行などの運動能力を高めます。
日常生活を円滑に行うために必要な動作の訓練・指導などを行います。
●装具
義肢、装具の必要な方に対して、医師、セラピストと義肢装具士が相談し、作製を行います。
●住宅改修
自宅復帰をされる方に対して、退院前に患者さんと一緒に自宅を訪問し、動作の確認、手すりの設置や段差解消などの検討を行います。
また、必要に応じて、動作指導、介助者への介助指導を行っています。
応用的な日常生活動作(食事、整容、更衣、入浴、排泄等)を円滑に行えるように身体機能向上や実際の場面での動作訓練を行います。
また、身体機能面だけに目を向けるのではなく、趣味や役割などにも目を向け手工芸や折り紙などのアクティビティをすることで精神面にも働きかけます。
※「作業」とは食事や着替え、排泄などの日常動作や仕事・遊びなど、人間の生活全般に関わる活動をいい、治療の手段として用いています。
病気やケガにより起こる麻痺や関節運動の制限、筋力低下の改善を図ります。
●上肢・下肢機能訓練
色々な物品を使用したりセラピストが他動的に動かし、筋力強化や円滑な関節運動を図ります。
●高次脳機能訓練
様々な課題を通じて、日付や時間の認識、集中力、注意力、記憶等の向上を図ります。