乳がんは近年、急激に増加しているがんの1つで女性の11人に1人がかかるともいわれています。
罹患率は30歳代から増加し40歳代後半から50歳代に多くなっています。
乳がんは正確で定期的な検査により早期発見ができる病気です。
また、早期に発見することで乳房の切除も最小限にとどめることができます。30歳からは年に1度の検診(専門医による視触診とマンモグラフィや乳腺エコー)と月に1回の自己検診をして早期発見に努めることをおすすめします。
乳房全体とわきの下のリンパ腺を視触診し、腫れやしこりなどの有無や、乳頭のただれや分泌物がないかを調べます。また、乳房の左右の大きさの変化やくぼみ、皮膚のひきつれがないかを診ます。
専用の撮影装置を使って乳房のX線撮影をします。これにより視触診では発見されにくい早期の乳がんや、しこりをともなわないもの、石灰化のみのものなども発見が可能になります。乳房を圧迫して撮影を行うため多少の痛みを伴いますが、専門の女性技師が受診者の状態に合わせて対応しますのでご安心ください。
撮影は腋窩(脇の下)から斜めにはさんで撮影する1方向が基本ですが、上下ではさみ圧迫する二方向を撮影する場合もあります。(乳腺の量が多い40代の方は二方向撮影の対象です。)
3Dマンモグラフィは、乳房を平面ではなく立体的にみることで、従来のマンモグラフィだけでは見つかりにくい腫瘤や乳腺の歪みなど乳がんを発見するために必要な情報を発見することができます。
ベッドに寝た状態で、左右の乳房に超音波を発生する機器を当てて観察します。
視触診だけでは発見しにくい5mm程度のしこりも発見することができます。また、40歳代には視触診やマンモグラフィでは発見されにくいタイプのがんが多いこともわかっています。
乳がんの自己チェックはこちらを参考にしてください
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